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若杉山の麓に建てられた新興宗教団体の為のお堂です。山裾に臥した控えめな姿でありながら威厳を感じさせる形態は内部にあっては包み込まれるような雰囲気をつくりあげています。
- 所在地:福岡県
- 敷地面積:7944.64㎡
- 建築面積:505.17㎡
- 延床面積:891.81㎡
- 主体構造:S造
- 階数:地上2階建
若杉山の麓に建てられた新興宗教団体の為のお堂です。山裾に臥した控えめな姿でありながら威厳を感じさせる形態は内部にあっては包み込まれるような雰囲気をつくりあげています。
斜面を造成した古い住宅地の中にあり、約5mの高低差をもつ道路に面した敷地にこのアトリエ付住宅は計画されました。
近隣を考慮し2階建に見えるように造成地盤を掘り別の入り口を設け、地下のアトリエ部分を居住部分より独立させています。
眺望を第一に考えたガラスの箱は、それを成立させる為の境界空間(外部環境から内部の質を守る為の空間)や暗箱(光を制御した硝子の箱との対比空間)とともに構成・計画されています。
南向きの緩やかな斜面に建つ保育園の保育室兼ホールの増築計画。円形の力強い形態の建物の中に斜面を利用した高低差のある空間が、トップライトやハイサイドライトの光によって豊かな表情をつくっています。
住宅付クリニックとして計画された建築です。外観上は一体感のある建物ですが、2階部分にある住宅はクリニック駐車場や前面道路側から広いテラスと深い庇の奥になり視覚的にも機能的にも守られ独立しています。中廊下を持つプランではありますが、ハイサイドライトにより隅々まで光のとどく明るい内部空間となっています。
2000年くまもとアートポリス推進賞選賞受賞
木立に囲まれた敷地のなかで、老朽化した既存住宅の建替えとして計画された住宅です。クライアントが山小屋風の既存住宅に深い愛着があった為、大屋根で屋根裏風の2階部分をもつ構成になりました。内外共に自然素材を多く使った柔らかい仕上げになっています。
住宅街の中にあるこの敷地は三方が隣接する住居に一方が公園に面しています。
無防備に開放することが難しいために、ここでは空間化する境界を建物の内部ともいえる部分に引き込むように考えました。直交するヴォリュウムの間に出来た空間を、玄関やテラスの役割を持たせながら外部環境との接点として、1階部分の窓の多くがこちらに開いています。1階はテラスと同様のコンクリート土間になっており、連続感のある仕上げになっています。
福岡市内の住宅街の中に老朽化した既存家屋の建替えとして計画された住宅です。2区画もある土地に段差があり、前面道路にも傾斜がついていることから、このレベル差をどう計画に取り込むかがテーマになりました。西側道路側に3層、東側に2層の建物をならべそれぞれが半階分のレベル差をもち、中央の階段がそれらを繋ぐ構成になっています。
熊本県北部の里山に囲まれた小さな町の、田んぼの中に造成された小規模な住宅団地の一番奥に計画されました。
コストを抑える為に長方体平面の総2階建としています。
ここでは新入道路側であり、建物が外部に対して開いている南西部に、内外を貫くような立体格子を設け境界を空間化するよう計画されました。
内部の甲子部分が吹抜けになり、全体がワンルーム化しています。
立体格子に設けられたルーバーや簡易な換気循環システムや天井高により、吹抜けや天井に於ける温度環境に対応しています。
既存の病院をクリニックにするためにインテリアを全面改装しました。外部には患者のリハビリと避難経路を兼ねた、円形のスロープが新設されました。スロープの中央に設けられた水盤の水の面のゆらぎが、待合室や診療室からうかがえます。